国立から国立の夢

第100回全国高校サッカー選手権大会は青森山田高校の優勝で幕を閉じました。

今年もたくさんのドラマがありました。
残念なこともありました。
東京代表の関東第一はベスト4まで勝ち上がりましたが、準決勝をやらずに大会を終えました。

賛否両論あるとは思いますが、私見を言わせてもらえるのならば試合はさせてあげたかったです。

なんとか試合ができる方向を見出せなかったのか。
当事者も、チームメイトも、スタッフも、OBも、学校も、都民も、高校サッカーファンも、みんな応援していたと思います。

一番気がかりなのは、当事者やそのメンバーは一生このことを背負って生きていくなかで、責任や重圧を感じないでほしいということです。

そして大会関係者の方々には、コロナに罹患した場合の対応について、選手のことを一番に考えた決断をお願いしたいと思います。

もちろんリスクがあるのも分かります。
ただ、リスクがあって大会を開催している以上、そういった対応が選手たちのサッカー人生に大きく左右することもご理解いただきたいです。

全員がプロサッカー選手になるわけではありません。
この大会を最後にサッカーを辞める選手もいます。
この大会のために小学生のころから一生懸命ボールを蹴ってきた選手もいます。
その中にはベンチやスタンドで声を出し続けた選手もいます。
そんな選手たちを支え続けた家族や指導者や携わってくれた沢山の方々がいます。

色んな人たちの想いが込められていたはずです。

それをコロナに罹患したから棄権というのはあまりにも簡単すぎやしませんか。

大会側と学校側での協議の結果という報道についても、選手への配慮はいかがなものかと思います。

一番悔しいのは選手であり、選手が夢の舞台を目の前に崖から落とされてしまったわけで、大会側や学校の問題ではありません。

なぜかこういう問題が出ると、日本は主役が蚊帳の外で大人が前に出てマスコミが助長します。

私だったら、準決勝と決勝の日程を3月に変更し、滞りなく大会を終えることを提案したと思います。

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