アホすぎて論じたくもない
中央区立泰明小学校で騒動が起きている。
学校の制服をアルマーニに変えるという話だ。
校長先生曰く
・ビジュアルアイデンティティを伸ばす
・アルマーニの制服にすれば物の大切を育める
校長にもなって「バカ」としか言いようがない発言だ。
子どもが制服を着て、砂場でドロドロになる事が想定できないのか?
子どもがドッチボールをして、ボールが当たり制服がボロボロになる事が想定できないのか?
子どもが放課後サッカーをして、スライディングする姿が想定できないのか?
子どもが雨の日に水たまりでグズグズになる姿が想定できないのか?
そのアルマーニの制服
¥85.000もする。
公立の小学校で、その制服を買えない家庭はその学校に通えないではないか。
想像力も乏しければ現実的でもない。
ただの校長のエゴでしかない。
では、子どもたちにアルマーニの服だから絶対に汚すなと言えばどうなるか。
答えは
汚さない
ただし汚さない事で子どもたちに最も育まれなければならない体験を奪うことになる。
大人だって子どもの頃、たくさんの失敗を経て大人になっている。
泥んこ遊びも、ドッチボールも、大雨の中で遊ぶことも経験するからわかる事がたくさんある。
その時だけ着替えればいい等、不可能に近いことを論じているが、それだったら最初からそんなもの着る必要がない。
これはサッカーに例えれば、ユニホームを汚さないようにサッカーの試合をするのと同じ発想である。
そんなことに気を使っているサッカー選手がどこにいるのか?
教育者として
子どもたちに
何を教えているのか?
何を伝えたいのか?
アルマーニが高級なことを、小学生に教える意味があるとでも思っているのか?
もっと子どもは、伸び伸びと自由な遊びの中で色々な経験をさせて、想像性とか空想力や発想力を養わせなければ、固い頭の大人ばかりになってしまう。
まさに今の日本に足りない考え方を、率先してやろうとしてどうするつもりなのか?
私立の学校ならそれでも良いだろう。
そこが公立だとしたら、その校長先生はいち早くお辞めになられた方がいいかもしれない。