帝京高校が強かった理由

「無冠、されど至強」

という本を読んだ。

東京朝鮮高校サッカー部の歴史が書いてある本である。

ほとんどの事を知らなかった私は、読んでいて衝撃を受けることになる。

決定的に言えることは

東京朝鮮高校サッカー部が日本のサッカーをリードしてきたという事。

その当時の名門高校サッカー部が、全国大会が決まると朝高に出向いてトレーニングマッチをお願いされるほど朝高は強かった。
それは「朝高詣で」と言われ、知る人ぞ知る有名な強化練習試合だった。

しかしながら朝高が正月の全国高校サッカー選手権に出てくることはなかった。
厳密に言うと、一度だけ出たことはあるが、その一回を機に50年以上出場機会を奪われたのだ。

それは朝高が日本の高校という扱いではなく、各種学校いわゆる専門学校の扱いになってしまったからだ。

そんな迫害を受けながらも、サッカーの実力は毎年日本一になる高校がコテンパンにやらてしまうほどの実力だったという。

「朝高詣で」の行く末が今も残るイギョラ杯である。

このイギョラ杯は今も全国屈指の強豪校が集まる大会となった。

まだまだ深い朝高伝説が書かれているので、興味のある方は読んでみると面白いかもしれない。

コメント


認証コード6555

コメントは管理者の承認後に表示されます。

帝京高校が強かった理由