大迫半端ないって
ロシアワールドカップ
日本代表(FIFAランキング61位)が、まさかのコロンビア(FIFAランキング16位)に勝利した。
単純に勝てたことは嬉しいし評価できる。
しかし、サッカーにおいてここまで奇跡的なことが多く起こるのを、私はあまり見たことがない。
・試合開始3分でのPK獲得
・そしてそのプレーで相手選手が退場
・エース、ハメスの不調
そして、この試合のMVPは間違いなく日本の大迫であろう。
開始早々、大迫が相手の背後を取りキーパーと1対1になる。
そのシュートが、キーパーにセーブされるも、リバウンドを香川が更にシュートする。
相手のセントラルミッドフィルダーが、やむを得ずハンドしてしまう。
そして日本のPK
香川決める
そして相手選手、退場
残りの87分間
日本11人 対 コロンビア10人
ここで一つ言えることは、仮にキーパーとの1対1を大迫が決めていても1点は取れた。
しかしそうなっていたら退場者はなく、日本の87分間の優勢は無かったことになる。
そういう観点からも、結果的に大迫はいい仕事をしたのかもしれない。
セントラルミッドフィルダーが居なくなったコロンビアは、すかさず選手を入れ替える。
劣勢のはずのコロンビア攻撃が、なぜか速い。
・足が速いのか
・予測が早いのか
・動き出しが早いのか
ここら辺は日本チームの見習う点かもしれない。
そのショートカウンターから、日本はペナルティエリア付近でファールをしてしまう。
見事に壁の下をすり抜けたボールは、ゴールラインテクノロジーを使う必要もなく、日本ゴールへ吸い込まれた。
前半を同点で折り返した日本には、どことなく不穏な空気が流れていた。
相手は10人
しかもハメスが出ていない。
ハメスが出てこないことだけを祈って後半へ。
後半も一進一退の攻防が続く中、コロンビアが動く。
いよいよあの男の登場だ。
ハメス・ロドリゲス
誰もが、流れがコロンビアに傾くのではないかと不安視していたが、むしろハメスが入ったあとは日本ペースになった。
ハメスの不調もあったが、コロンビアチームはバランスを失ったのだ。
しかし、一本の抜け出しから、ハメスの強烈なシュートを大迫がブロック。
なぜか大迫が自陣ゴール前で守っていたが、ここも大迫様様であった。
その直後、今度は相手ゴール前にて、またしても大迫の体を張ったブロックにより、酒井(宏)がシュートするも得点ならず。
そのボールがコーナーになり、ど真ん中にいた大迫がヘディングシュート。
ボールはキーパーの届かない逆サイドのポストに突き刺さり
ゴーーーーーール‼︎
ここでも大迫であった。
そして日本は念願の勝点3を手に入れたのである。
よく振り返ってみると勝つには勝ったが、相手が10人でハメスの不調を考みて五分五分であった。
それを踏まえると、次のセネガルも、その次のポーランドも楽な試合にならないことは分かりきっている。
もっとも、今回の試合のように奇跡的なことが重なれば別だが、それも考えづらいだろう。
この勝利を活かすためにも、何とかあと一勝をもぎ取って予選を通過を決めて頂きたい。
日本が勝つのも観たいが、何より大迫勇也のプレーをもっともっと観てみたい。