2017.02.10
カテゴリ:ブログ
国語の「それ」は何を指す?
今やSNSの横行する現代。
Facebook、インスタ、ツイッター、タイムラインなど様々な形で自らの素性を顕にしている。
そこで少し気になる事がある。
それは自ら自慢話というか、私はこんな事しました的な、よく在り来たりな投稿。
これには、その人の人間模様まで映し出されてしまう。
こんな事しましたとか、こんな事出来ましたとか、人に晒す(さらす)話題ではない。
それを敢えて投稿する裏には、とても悲しい性(さが)が見受けられてしまう。
人は満たされていなければ、誰かに褒めてもらいたいし認めてもらいたい。
逆に満たされていれば、誰かに認められなくても自然体でいられる。
要はその類の投稿をしている人の裏側には、寂しかったり自分が認めてもらいたいという劣等感が見え隠れするのである。
お金持ちの人が、私はお金を持ってます。
イケメンの人が、私はカッコイイです。
スポーツ選手が、私は天性の運動神経があります。
会社の社長が、私は偉いです。
こんな事を投稿しているのを見た事はあるだろうか?
それには能ある鷹は爪を隠すではないけれど、言わなくても分かるし言わなくても認められているからだ。
文章から読み取れる筆者の気持ち。
中学生の現代文あたりで習ったかと思うが、そんな視点で見たりするとまた違った捉え方が出来るかもしれない。