第5回立九カンファレンス
アメリカの育成方法に学ぶ。
日本も多種多様、様々なスポーツが世界を目指すことができる国になってきた。
しかしスポーツ大国アメリカには、いまだ追いつくことが出来ていない。
ではアメリカの選手たちが、どのような環境でどのような指導を受けているのか?
日本では育成のベースが体育の授業にある。
所謂子供たちに教え込むという基本理念がある。
それにより小学生年代~中学生年代では、日本の子供たちの方が上手かったり、強かったりする。
しかし18才を過ぎると、たちまち立場は逆転してしまう。
それには様々な背景が起因しているが、やはりジュニア年代の育成に大きな違いがある。
上記にも示したが、日本では教え込む育成がベースにあるが、アメリカでは「自分で考える」「自分で発言をする」といった選手主導の育成プロジェクトが根付いている。
「指導者は答えを教えない」がベースにある。
野球のバッターボックスでの構え方は、日本人は全員同じ構え方をするのに対して、大リーガーはスゴイ構え方をする。
水泳では日本人の教科書通りの手足の動かし方に対して、アメリカ人はダイナミックなスクロールをする。
テニスでは日本人の基本的なワンハンドのフォアをするが、アメリカではダブルハンドでフォアを打つトッププレーヤーもいる。
他にもバスケットボール、フットボールにおいても規格外の選手が山ほどいる。
サッカーにおいてもあまり知られていないかも知れないが、W杯では1994年にベスト16、2002年ではベスト8に進出。以降2010年、2014年でいずれもベスト16と、日本の遥か上を行っている。
選手が選手である為に、日本の育成プロジェクトも一から見直す必要が急務である。