選手たちの夢の案内人
新しいことをやろうとすると、成功すると大きな一歩を踏み出せるが、やはり最初は上手くいかない。
これは初めて補助無しの自転車を乗る時の事を思い出してもらえば分かる。
一番最初は補助無し自転車の後ろを親に持ってもらう所から始まる。
手を離された時に、何度も何度もバランスを崩して転ぶ。
この作業を繰り返して、やっと親の手が離れた時にゆらゆらしながらも出来るようになる。
何事も最初から出来る事はなく、その始まりが一番難しい。
少年サッカーにも同じ事が言える。
出来ないことを出来るようにするには、相当の時間と相当の労力を要する。
出来るという一つの成功体験が、選手の新たな一歩を踏み出すことも出来る。
さっきから言っている様に出来るまでには、何回も転ぶことがある。
そこの葛藤をクリアする心が、大きな一歩も踏み出せる。
我々に出来ることは、選手たちにサッカーというものを教えることだけ。
サッカーにはゴールという正解しかなく、それまでの仮定はどんな形であっても良い。
それにはもっと複雑なカオスや戦術的知識がある事も分かっている。
でも、選手たちにゴールさせたい気持ちと応援してる人たちの気持ちは、全員が同じベクトルに向いている。
そうであるならば、今の自分たちと未来の自分たちを比較した時に、必要なことも大切なことも理解しなければ、選手たちの明るい未来を、もしかしたら潰してしまうかもしれない。
どうすれば良いのか、どうすれば悪いのか、といった簡単な話ではないことも自ずと分かるだろう。
ただし、我々は絶対に成功をさせる。
それは今までに失敗した例がないという裏付けがあるからだ。