年代が下がれば下がるほど難しい問題
育成年代のコンセプト
これまで散々議論されている大会でのトーナメント方式。
現在開催されている全国高校サッカー選手権も、約半数のチームが一試合で姿を消す。
それが選手たちにとって、もっとも良い環境なのか。
そして勝ったチームが賞賛される気運があるため、強いチームに選手が集まる図式となる。
そのため、いわゆる強豪校は部員が増大し、試合に出られないなど育成にとって考えなければならない問題がある。
ここまでが世の中の論調である。
私なりの見解はこうだ。
まずトーナメント方式のレギュレーションだが、これと選手が育たないという話は全く結びつかない。
一試合で負けたなら、午後は帰って練習すれば良い。
大会としては負けてしまったとしても、その一試合にかける想いや、次は負けたくないという気持ちを肌で感じることができるからだ。
次に勝ったチームが賞賛される気運についてだが、それもごくごく自然な流れであり議論の余地などない。
勝ったチームはそれなりのトレーニングを積んでいるし、それなりの指導を受けている。
逆の立場でいえば、そういうチームに勝つ喜びは、何にも変えられない嬉しさや成長にも繋がる。
そして部員が増大して試合が出られないということについてだが、これについても真っ向から否定させてもらうが、強豪校というのはAチームだけの活動ではなく、それぞれのカテゴリーでガンガン試合をしている。
むしろ強豪校ではないチームの方が試合数は少ないだろうと思う。
結論
・強豪校は強豪校といわれることをやっているということ。
・選手の育成についても充分に考えられているということ。
・その結果その地位で確立されていることを理解された上で、色々な討論をされた方が良さそうだ。