みんなちがってみんないい
高校サッカーのロングスローが物議を醸しています。
それで得点をするのはいかがなものか、放り込んでも中に合わせる選手がいない、クリアされた後のセカンドボールを拾って二次攻撃がパターン、このように色んな意見がありますが、それもサッカーです。
良し悪しではなく、反則をしているわけでもなく、ルールの範囲内で行われているプレーですから、周りがとやかく言う必要はありません。
たとえ自分の応援しているチームが、その手段を使わなかったとしても批判してはいけません。
ちょっと前にも縦ポンサッカー(縦に大きく蹴り出して、そのボールを前線の選手が追いかける)否定派が、アレはサッカーではないとか、個が上手にならないとか、認めたくないあまりにネットやアチコチで批判されました。
しかし、あれもサッカーです。
れっきとした戦術の元に成り立っています。
横に繋ぐ、ディフェンスラインからビルドアップ、バルサみたいな華麗さ、ボールポゼッションという言葉、Jクラブがお手本といったやり方が美化されがちですが、それだけがサッカーではありません。
私は、どちらが正解か不正解ということを指し示したいわけではありません。
サッカーにおいて、多種多様な手法で得点を狙うのは当たり前のことで、相手の裏をついたり逆をつくのが面白いスポーツでもあります。
仲間も相手も審判もリスペクトすることで、サッカーの奥深さが、より一層分かるような気がします。