初めて追いついた3点差
サッカーの試合において、3点差がつく、それはすなわち、勝敗が決することを意味します。
そんな試合がつい先日、私の目の前で起こりました。
1月某日
6年生 最後の市民大会
立川九小SC vs 西砂青少年SC
前半 0 - 3
やっている選手たちだけではなく、観ている誰もが西砂の勝利を確信しました。
ハーフタイムの選手たちの顔を観ると、こんなはずではないという悲壮感が漂い、覇気のない6年生。
そこで私が選手たちに、こう話しました。
「みんながこれまでやってきたこと、それを出せてないのは見ているこちらからも分かる。」
「ただ、だからと言って諦めるのは違う。一つ一つ丁寧に、出来ることをやるんだよ。」
「試合の結果より大切な結果が、やり切らないと出ないぞ。」
たしかこんなことを言ったような気がします。
一番伝えたかったことは、試合の勝ち負けよりも、こんな劣勢の中、負けない気持ちや、そこでどんなパフォーマンスが出来るのか試してほしかったのです。
選手たちは、もう一度冷静な気持ちを取り戻し、後半戦に臨むことが出来たと思います。
後半 3 - 0
まさかまさかの同点まで追い上げを見せましたが、PKの末に敗退をしてしまいました。
子どもたちって本当にすごい力を秘めています。
大人が勝手にその可能性を潰しているかもしれません。
それくらい試合の結果に捉われているということです。
選手たち主導のチームは何よりも強いと感じました。