ちょっとだけ深い〜話
私と同世代でスポーツをやってきた人たちは分かると思います。
バリバリの体育会指導
スパルタ
軍隊式
絶対服従
長時間の練習
気合い、根性と精神論重視
これが私たちが育ってきた環境です。
これらの指導は即効性があり、ある一定のレベルまでは簡単に上がります。
しかしそこから先に進むことはできません。
理由は選手たち自身が考えない、もしくは考えられない中でいわゆる強敵が現れたときに何もできなくなるからです。
現代では選手たちに考えさせる環境
すなわち自主性を重んじる指導が求められてきます。
厳しく辛い練習も、自分が好きなことを率先してやっていれば簡単に乗り越えられる。
人は好きなことに没頭して楽しんでいる時が、一番集中力が高まる。
こうした状況は「フロー」と呼ばれ、最も良いパフォーマンスが出ると言われている。
だからスポーツを楽しむことは、上達や勝利に繋がりやすいのである。
日本のスポーツ文化は、世界から20年遅れています。
平昌オリンピックで大躍進したカーリング女子日本代表を見れば一目瞭然です。
指導者はカナダ人です。
選手たちの大好きなカーリングを楽しんでやっている姿が、テレビ中継を観ていても伺えました。
本来のスポーツ選手の有るまじき姿かもしれません。
選手たちに最大限の力を発揮してもらうためには、強引に手を引っ張るのではなく、いかに選手たちにサッカーの楽しさを伝えられるかだと思います。