雲の上の存在
聖地碁石沢グランドにて交流試合をさせて頂きました。
ここに来ると必ず勉強をさせられる。
いち少年サッカーの指導者が考えるレベルではないくらいハイクオリティな話。
私が見ていた4年生は、この日ゲーム内容も圧倒し全勝して帰ってきたのだが、試合後岩谷先生からありがたい一言を頂きました。
「立九はチームを作りすぎ」
二時間半の帰り道で、その言葉の意味をずーっと考えた。
試合に勝つ為だけなら、こうすれば良いというやり方がある。
しかし、敢えて遠回りさせる事でその選手に選択肢を増やすことができる。
高学年になるまでの過程で何を優先させるべきかを強く考えさせられた。
中学年いわゆる3.4年生で導入すべきものは…
そこには低学年でやってきたことプラスαの指導がなければならない。
そのプラスαの指導が、岩谷先生の話の裏にあった。
セオリーから導き出されるプレーは、全国のトップでは通用しない。
通用しないというか、通用する時もあるがしない時もあるというニュアンスだろう。
その時にたくさんの選択肢を持っていれば、その中から自分の武器を選べば良いということになる。
すなわち「サッカー選手として沢山のスキルを備えさせてあげる指導をしなさい」という単純明快な所に落とし込めた。
結論
可愛い子には旅をさせよ
その場の勝ち負けに一喜一憂したくなる気持ちも分かるが、それでは一番大切な6年生の全日本では、ごく平凡なチームになってしまうということだろう。
深みのある言葉に、試合に勝ったことなどどうでも良くなり、最終的には負けた時よりも悔しい想いをして東京に帰ってきました。