どうしても広島を応援したくなる
これから物議を醸し出すであろう話。
セリーグのクライマックスシリーズは、横浜DeNAベイスターズの優勝となった。
DeNAはリーグ戦3位からの優勝である。
1位広島とのゲーム差は、実に14.5ゲームも開いていた。
年間を通して圧倒的な形でリーグ優勝した広島が、日本シリーズに出れない不思議な野球界。
以前はリーグ戦の優勝チームが日本シリーズに出場していたのだが、2006年からクライマックスシリーズというシステムが導入された。
当然ながら野球の本場アメリカを参考に作られたのであろう。
大リーグは30球団という大きな規模で行なっているため、リーグ優勝したチームだけの決定戦では枠が狭すぎるので、ワイルドカードというリーグ2位チームの出場が認められている。
しかも2位チームの上位3チームだけである。
日本はたった12球団しかないプロ野球。
その3位チームがクライマックスシリーズに出れるのであれば、ハッキリ言ってリーグ戦を年間でやる意味はないであろう。
我々も、つい先日まで年間のリーグ戦を戦ってきた。
何とか優勝した訳だが、3位チームと決定戦をやりますと言われたら「え?」って思うだろう。
ここぞとばかりに這い上がってきた3位チームの方が勢いもあるし、負けて元々の精神でぶつかってくる訳だから有利に決まってる。
それをやるなら、最初からトーナメントでやれば良い。
野球界の常識、世間の非常識
しかし誰もその違和感に気づく人はいないのかな?と本当に不思議に思う。
深刻な野球離れが続く日本の小学生たちに、説明できるシステムを作らないと益々野球少年は減ってしまうかもしれない。