声かけの質
待ちに待ったゴールデンウィークまで一週間を切った。
待ちに待ったとは言え、嬉しいことにサッカー漬けの毎日が続く予定である。
サッカーが出来ることに喜びを感じなければならない。
サッカーとは
仲間がいて
相手がいて
レフリーがいて
成立する。
自分たちだけが良ければ良い
そんな考え方はナンセンスな話になる。
いわゆるリスペクトの精神である。
そうは言っても、試合には勝敗があり気持ちが高揚し感情論を剥き出しにする指導者もいる。
しかしそういう指導者の裏側には、自分に自信がないという事が多分に伺える。
相手チーム選手に対する批判やレフリーに対する暴言は、自分を強く見せる為の口実でしかない。
実力のある指導者は、逆に「こういうチームもあるんだな」とか「こういうレフリーもいるんだな」と理解した上で試合を進めていく。
そこには歴然とした余裕の差がある。
一言で言えば受け皿の問題である。
その受け皿とは今まで対戦してきた試合数であり、対戦してきたチームの実績であり、一級審判員であり、無資格の審判員での経験値である。
このような事を沢山経験していれば、ある一試合で目くじら立てて言う必要もないし、逆にそんな試合だからこそ相手選手のスゴイ所を見つけなければ意味がない。
恥ずかしながら私も二十歳そこそこの頃は、一試合一試合に激昂していたのを思い出す。
しかしこの歳になって、色々な経験をさせてもらって、180度考え方が変わった。
むしろ変われたから、今の立九があるとも思う。
この歳で余裕がない指導者は、もう手遅れだろう。