stand it out

卒団式の準備も着々と終わり、あとはその時を待つだけである。
いま考えると6年生が2年生の時、市民大会とブロック大会で全く勝てなかった事を思い出す。
いつも言うように立九チームは低学年時に全く試合では勝てない。
理由は幾つかあるが、一つには幼稚園からサッカーをやっているチームとの差は大きいこと。
言い換えるならば、幼稚園サッカーの惰性で少年サッカーに移行すると、低学年での試合は勝てると言う事になる。
しかしそれには大きな落とし穴もあり、その惰性が子供たちの伸びしろを無くしてしまうデメリットもある。
サッカーをガチっと教え込まれた幼児は、その枠から飛び出すきっかけを見失う恐れがある。
その分、立九の選手たちは時間をかけて仕上げていくため、低学年では勝てなくても学年が上がるに連れて常勝軍団へと変貌する。
いつもその不安と夢を膨らませながら、この学年はどうなるかを楽しみに見る事ができる。
そんな6年生の残した功績は、毎年数多く飾られているトロフィーの数で証明されている。

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