力学的エネルギー保存の法則

サッカーにおいて判断力とは最も重要なキーワードです。
またそこがサッカーにとって一番楽しい部分でもある。
判断とは、そこでシュートを打つこともドリブルをすることも、スルーパスを出すことも、自由に動き出すことも、決めるのは自分であると言う意味です。
そこで「判断と直感」の違いについて、一つの脳科学的見解が示されている。
判断とは時間をかけて決定をし、直感とは瞬時に決定をしなければならない。
将棋で例えば、時間をかけて指す通常の対局であれば、羽生名人も前頭葉をフル回転させる。これは初心者もおなじである。
では持ち時間のない対局があるとしたら、羽生名人とアマチュア将棋の方ではどちらが勝利するでしょう。
当然羽生名人が勝つわけですが、脳の働き方がアマチュアの方とは異なります。
アマチュアの方は判断の基盤、前頭葉を更にフル稼働させるのですが、羽生名人は線条体という、これからどういうふうに動けば良いかタイミング設定する機能を使用して、前頭葉は縮小させます。
要するに判断と直感では脳の中でも違う場所を使います。
ではその直感を育てるにはどうしたら良いのか?
これは沢山の事をやる必要はなく、極々一つの練習で考えれば、その一つの練習に「いくつのイメージ」を持つことが出来るか…イメージとはそのシーンに対して、いくつの選択肢を持つことが出来るのかと言う意味です。
その沢山のイメージから直感的な判断が養われる中で瞬時のプレーに選択肢をもたらすと考えられています。
ではご家庭ではどのように子供たちに接すれば伸ばしてあげられるか?
これは皆さんも既に実践しているかと思いますが、あの時シュート打てた?ドリブルの方が良かった?パスは?とワンプレーを切り取って話しかけてあげることです。
その話をしているだけでも子供たちはイメージをして沢山の選択肢が頭の中に浮かびます。
テレビの試合を見ている時も、大人と子供では全く見ている所は違います。
そこを少しでも大人のイメージに近づける事によって、脳の働きが変わるということは覚えておいて下さい。

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