この時代

2015年もあと一週間で終わりを迎える。一年があっと言う間に終わる事をしみじみ感じながら、来年への準備を着々と移行している。
そのあっと言う間にと言う所には立九の劇的な変化の速さを表しているのかもしれない。毎年チームは変わり良くも悪くも成長をしていく中で、間違いなく周りも変わっている。それは日頃お付き合いして下さるチームさんも年々変われば、中にいる選手たちも素晴らしく上手くなり、またご父兄の目も肥えてくる。指導者も今やほとんどがC級ライセンスを取得し日々勉強に励んでいる。
しかし時代と同時にどんどん進化していくサッカーというスポーツに追いつく事が出来ない。20年前のキック&ラッシュがスタンダードだった時代から、今や小学生からパス、ドリブル、体の向きなど専門的な知識を要する、いわゆるサッカーをさせるのが主流になっている。
この事が良いのか悪いのかはそのチームの考え方だから何も言わないが、チームの伝統とポリシーを持って選手たちと携わっていけば自ずと結果は付いてくる。結果と言うのは目に見えてるものだけではなく、仲間、信頼、そして絆である。
それを邪険にするチームやその指導者は、その覚悟がなく簡単に辞めてしまう、もしくは逃げてしまう人たちかもしれない。
但しこのことは誰でも出来る話しではなく、ごく一部の話の聞ける有能な指導者だけがどんどん上にあがる事ができる。話が聞けると言う事は話をして頂く人にも出会わなければいけないし、色々付随してくる事を考えると10年やそこいらで全国に出るなんぞとんでもない話かもしれない。
しかし日本の世の中にはお金儲けチームが増えてきた。くだらない練習と良いよ良いよのコーチング…全く会員に媚び売って子供の成長など考えていない。
立九は時代と逆行するとまでは言わないが、熱血先生たちの集まりである。それは真剣に子供たちと向き合い、出来る最大限まで引き上げるからであり、前述した通り深い絆がなければなし得ないことである。
もっと日本協会もサッカーをボトムアップさせたいのであれば練習メニューではなく、取り組む姿勢であったり態度とか立ち向かい方を指導教本に載せた方が良いと思う。それも全てのチームが出来るとは思わないが…

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